やっと撮れた、今年は苦戦のアオヤンマ

東京都23区内にて

曇り 24℃

去年あたりは気が抜けるほど簡単に撮れたので、今年は出が遅くても余裕をかましていたけど、いざ撮ろうとすると全然勝手が違う。とにかく探雌飛翔の若者をよく見るが、今にもその辺に静止するかに見えて全く止まらない、その辺の草に因縁でもつけているようにも見える飛び方をする。だからとにかく静止してくれるのを心待ちにして、ずっと目で追い続けるが本当に探雌飛翔中のこのトンボは落ち着かない。
それでも本日のインキ臭い天気が幸いしてか、活性が低く雌探しをあきらめている雄達?は草陰でお日様が顔を覗かせるのをじっと待っているようだ。こちらはそんな雄達を狙って草原を地雷原でも進むようにじりじりと目を皿にして進む、なんとか草が被ってはいるが1匹の雄の撮影には成功した、しかしこの1匹を撮るまでにすでに5匹は飛び立たせてしまった。この辺で気力が萎え本日は終了としました、ダニに取りつかれていないかズボンのすそをよく調べ帰ります。

アオヤンマ

今日もコフキトンボの雌異色型であるオビトンボをよく見かける、この雌はまだ若いせいか水辺ではなく草原の中でエサ取りに夢中のようだ、ヒラヒラと特徴である全体にピンクがかっている褐色のオビの入った翅を使い小虫を追い回す。

コフキトンボ

ショウジョウトンボ

雄の真っ赤な衣装に比べ、なんとも地味で素朴な印象の雌がいた多分成熟した個体のようで、未熟の時の翅全体に現れるオレンジ色の曇りがない、産卵できるぐらいに成熟していると思うが、今年はまだショウジョウトンボの交尾体にはあっていない。
もっともコフキトンボと同じでショウジョウトンボの交尾体でいる時間は非常に短いので、単に見逃しているだけかもしれないが。